【生産設備】自動回転カードラック機構、生産性アップに貢献
モーターを使用した回転マシン機構設計事例
メカ設計を得意とする設計者により、磁気カード書き込み機に自動回転マシンを搭載
当社では磁気カード書き込みを請け負っておりますが、その設備として自動回転型カードラック機構を開発しました。
メカ設計を社内の生産設備に活用した事例をご紹介します。
自動回転マシンの回転機構は、DCモーターを使用
回転機構はDCモーターを使い、ベルト駆動で動作させました。カードラックは作業性を考え、分割式で脱着可能としています。
位置制御は、フォトセンサーでストップ位置を検出
カード200枚ごとに、カードラックを回転させ切り替えます。
IoTと連動した設備機器で生産性アップに貢献、さらなる改善策も日々検討中
自動回転機構の設置とともに、当社オリジナルIoT製品の『iIT』も合わせて導入し、生産性を上げることができました。
iITは、生産実績のデジタル化を行うことができるIoTツールです。詳しくは専用ページをご覧ください。
生産実績のデジタル化・見える化|iIT - ITevo IoT Tool
iIT システム 概要 WiFi環境下、入力端末にタブレットを使用 HOST PCが作成するWEB画面をタブレット画面に表示し、工程情報を入力、各工程情報をHOST PCに情報を収集、…
5人から2人生産体制へ
IoT化も合わせて作業全体の改善を図ったことで、もともと5人体制で作業を行っておりましたが、2人体制にまで削減することができました。さらなる自動化・生産数アップも試みています。
最近の取り組み―逆挿入検知を追加
自動回転マシンにカードを設置する際、磁気カードの逆挿入を防止するため、以前は目視で作業者が確認を行っていました。最近では、これを自動化するため逆挿入検知を取り入れました。これは回路設計者のアイデアで、カードにある1mmの凹みを活用して向きを判定する仕組みとなっています。
機構設計
機構設計 家電製品、車載機器(CD/DVDメカ)等の外観・構造・可動部の豊富な経験があり、成形品から、板金、メカ設計まで幅広い設計対応が可能です。3D-CADのSOLIDWORKS…
回路設計
回路設計 基板設計を含めた電子回路設計(画像・音声・通信・電源など)を製品構想から量産までサポートいたします。特に、IoT機器などのマイコン制御機器を得意として…