お客様の声|【金属部品製造業 (株)寺方工作所様-前編】機械稼働状況の見える化、監視システム導入で生産効率UP
株式会社寺方工作所様のIoT導入事例(前半)

(株)寺方工作所 金型製造部部長の山田様にお話を伺いました。



山田です。よろしくお願いします。
機械稼働状況の見える化、あんどん表示で一目で確認
今回お話を伺った (株)寺方工作所 様は、鳥取県において、自動車部品・精密部品の製造をされています。(株)寺方工作所様でのお困りごとと、そのお困りごとに対して実施した内容を、前編と後編に分けてご紹介させていただきます。
前編では、あんどん表示といわれる手法で、機械状況を見える化した取り組みの内容になります。
お困りごとは、加工終了時が分からないこと
山田部長「お困りごととしては、作業者が複数の機械を使用し加工しているので、加工が終了したことや停止したことがわからないといったことがありました。また、休日運転時も加工が終わったかどうか、会社に出ないと状況がわからず、作業が終わるまで待ち時間が発生していました。」
機械の稼働状況を、クラウドを通じてスマホで確認
山田部長「そこで、機械のシグナルタワーにセンサーをつけて、各工作機械の稼働状況を監視するシステムを設置していただきました。これにより、他の場所で作業していてもモニターに稼働状況が表示されているので加工終了か加工停止なのか判断し、対応できるようになりました。機械の稼働状況がクラウドを通じて、社外でも確認できるようなシステムにすることで、スマホ等で加工終了を確認し、時間調整もできるようになりました。また各機械の稼働時間も取れるようになり、機械稼動を1日、週、月単位で確認・集計できるようになりました。」






センサーは後付け対応、無理なく取り組める“SENSORoN”
今回取り組みを行うにあたって、当社IoTツールの『 iIT 』と『 SENSORoN 』を導入頂きました。
その中でも、上記の取り組みでは、『 SENSORoN 』の活用事例になります。既存の機械に後付け対応できるため、無理なく取り組みながら効果を感じることができ、次のSTEPへの一歩に繋がります。
既存の機械に後付けで対応
今回の事例では、機械にセンサーを取り付け、後付けで対応しました。各機械ごとにセンサーを取り付け、そのデータを収集し、収集したデータをモニターやスマホで一括で見ることができる仕組みとなっています。
IoT導入の効果を感じ、今後への意欲も
山田部長「機械稼動として加工していない時間が全体で約10%短縮され、生産効率アップに繋がっています。休日運転でも常に加工状態を気にしていたのが、画面で加工状態が見えることで精神的に楽になりました。稼働時間も今後生産計画との差異を確認し、稼働時間の精査を行い、生産計画作成に繋げていきたいと考えています。」



山田部長ありがとうございました。後半もよろしくお願いします。



