データベースの紹介 ~SQLite編
はじめに
システム開発において目的に応じてデータベースを選択する場合があります。
今回はSQLiteについてご紹介していきたいと思います。
SQLiteの特徴
・軽量で複雑な設定がなく導入しやすい
SQLiteはログインの必要もなく設定不要でインストール後、すぐに使うことができます。
SQLiteは常駐して動かずメモリを節約できるため、軽量になります。
・データベースでありながらファイル形式で活用できる
一般的にデータベースはサーバーを必要としますが、SQLiteの場合はサーバーを必要としません。
・著作権を気にせずに開発することができる
SQLiteは知的財産権を放棄したパブリックドメインであるため、自由に改変や商用利用をすることができます。
SQLiteをお勧めできる用途
・温度や湿度などを一定間隔で保存するIoT目的
軽量なデータベースのため、IoT目的には手軽に使うことができます。
例えばRaspberry Pi などの小型なコンピュータでも問題なく動作します。
・個人向けやテスト目的のアプリケーションソフト
非常に簡単に設定でき、データベースの機能を活用することができます。
SQLiteをお勧めできない用途
・多数から書き込みが行われる用途
SQLiteは同時に書き込みすることに弱く、複数からアクセスが起きる環境では書き込みができない場合があります。
また、複数からアクセスを行わない場合でも高速でアクセスを繰り返す場合にも注意が必要です。
おわりに
今回はSQLiteについてご紹介しました。
SQLiteはデータベースを始めて使う人にも最適で、私もSQLiteからデータベースを学び始めました。
小さな構成で試してみることができるので非常にお勧めできるデータベースです。
また、別のデータベースをご紹介していきたいと思います。