【TWELITE】無線呼び鈴システム作ってみた(1)
はじめに
TWELITEで無線呼び鈴システムを作ってみたいと思います。
今回は導入の理由と構想について説明します。
導入
弊社の社屋は2階建てです。
事務所は2階にあります。
事務所の一画にある会議室からは、弊社の広報部長のいなばちゃんがフロアを見渡せるほど
社長室や各課の仕切りが無い、広いワンフロアになっています。
事務所から玄関までは距離があるため、来客があった時には気づきにくく
お客様に迷惑をかけてしまうという問題があります。
そこで、玄関から2階の事務所に知らせるものが必要です。
市販の呼び鈴を使用してもよいのですが、無線の呼び鈴システムを作ってみることにしました。
構想
玄関に設置したボタンを押すと2階の事務所まで通知が届くものを考えます。
今回は、Wi-Fiでなはくモノワイヤレス株式会社の”TWELITE”という無線モジュールを使ってみます。
Wi-Fiの場合、
・接続台数が上限を超えてしまうと接続ができなくなってしまう
・電波干渉により接続が不安定(Bluetoothや電子レンジなども同じ2.4GHz帯)
という問題があることから、安定した通信を行いたいためWi-Fi以外の通信を考え、
“TWELITE”という無線モジュールを使用してみることにしました。
TWELITEであれば、
周波数は同じ2.4GHz帯ですが、チャンネルを設定することで電波干渉を受けることがありません。
また、サイズが小さいことから場所を取りません。
まずは、TWELITEの電波がどのくらい届くのか検証を行います。
TWELITE
TWELITE(トワイライト)は無線機能を持ったマイコンモジュールです。
2.4GHz帯無線を使用しています。
UART、SPI、I2C、ADCなどを使用可能です。
特徴
・小型
一円玉よりも小さくて軽いため、様々なものに実装しやすい
・省電力
低消費電力で動作し、コイン型電池による年単位の動作が可能
今回はTWELITEが基盤に搭載された”TWELITE DIP”を使用します。
アンテナには種類がありますが、
今回は実験のためマッチ棒型のアンテナを使用します。
終わりに
“TWELITE”という無線モジュールを使って、呼び鈴を作ってみることにしました。
まずは、どの程度電波が届くのか知るために、社内の電波強度を計測してみたいと思います。