タブレットの画面が勝手に動く?

最近のペーパーレス/デジタル化の流れで工場内などにタブレットを設置し進捗や数値の管理を行っている企業さんも多くいらっしゃるかと思いますが、
そのタブレットが、タッチパネルに触ってもいないのに画面が変ったり、操作しようとタッチパネルに触れても動かない、または動きがぎこちないという
経験をされた事はありませんでしょうか?
「何が起きているんだ?」と驚く前に、こんな要因もありますよという事例を紹介いたします。

静電タッチパネルの動作説明

まずはタッチパネルの簡単な動作原理を説明します。
タッチパネルには、目には見えませんが透明な格子状の電極が張り巡らされています。
格子状に配線されたXとYの電極間には静電容量という電荷が生じますが、指で触れる事で静電容量が微小に変化する状態を
タッチパネルへの入力操作と判定しユーザーインターフェースに用いているものです。

誤動作の原因

当社が経験したタブレットの誤動作(タッチパネルの誤動作)は、機械設備からのノイズによるものでした。
上述の通り、静電タッチパネルは電極間の僅かな隙間の静電容量の変化を利用しているのですが、
その電極の信号にノイズが乗ったり、静電容量の変化の判定値にノイズが影響する事で
タッチパネルが誤動作を起こしてしまったようです。
以下は設備が動いている時と動いていない時のノイズのレベルを比較したものです。

赤丸で囲った部分のノイズレベルが設備稼働時にはかなり増えている事が判ると思います。
このノイズによりタッチパネルが誤動作を起こしていました。

対策

ノイズは、伝導ノイズと放射ノイズの2種類に大別することができます。
伝導ノイズは、電源や信号のケーブルなどの導体を通じて伝わるノイズです。
放射ノイズは、空中に放出(放射)されるノイズで、配線やケーブルをアンテナとして放出される、いわゆる不要電磁波です。
伝導であれば伝導経路を断つような対策を、放射であれば放射ノイズを入り込ませないような対策をそれぞれのノイズに合わせて講じる必要があります。

まとめ

  • タブレットは指で触れて静電容量を変化させることで入力操作と判定している
  • 機械設備からのノイズによってタブレットが誤動作を起こすことがある
  • 問題解決にはノイズに合わせた対策を講じる必要がある

当社ではこのようなお困りごとに対しても助言やサポートが行えますので、お気軽にご相談ください。

※タッチパネルには、静電式タッチパネルの他に抵抗膜式や赤外線方式などもあります。上記は静電式タッチパネルの事例です。