鳥取のおすすめスポット

植田正治写真美術館ってご存じですか?

中国地方最高峰の山、「大山」の山麓にある、写真家植田正治さんの作品展示を中心とした美術館です。

ここが僕のお気に入りスポットです。といっても僕は写真が趣味という訳ではありません。カメラも持ってないし、写真はスマホで十分かなって感じです。

そんな僕がこの美術館には年に2、3回毎年足を運んでいます。展示してある写真を見に行っているのもあるけど、一番の目的は美術館の窓から望む大山の大パノラマです。 

建物の外観はこんな感じです。

コンクリの打ちっぱなしで無機質な感じ。のどかな風景の中にぽつんと置かれた人工物って感じ。でも中に入るとなんとなく暖かい感じがする不思議な建物です。

写真の展示室は2階と3階にあって、2階の展示室に行く途中は一面がガラス張りになった広々としたフロアになっています。

ガラス越しに大山の美しい姿が見えます。ガラスの外には水が張ってあって、そこに大山が逆さまに映っています。大山の手前にはのどかな田園風景が広がります。

春夏秋冬季節ごとにその色合いを変える大山とそのすそ野に広がる田園風景は、何度来ても見飽きることがありません。

ガラスは3つあって、手前から奥に向かってだんだんと大きくなります。同じ景色を映しているのにそれぞれイメージが変わって見えます。

この写真は一番手前のガラス越しに見た大山です。ガラスに描かれた帽子を大山が被っています。

植田正治さん

ところで植田正治さんってご存じですか?

鳥取を拠点に活動されていた世界的な写真家で、日本を代表する巨匠です。1913年境港市生まれ、2000年にお亡くなりになりました。

俳優・歌手の福山雅治さんと親交があったことは有名(らしい)です。福山さんは写真家としての一面もあり、福山さんが撮られる側から撮る側へ立場を変えるきっかけは、植田正治さんとの出会いだったらしいです。

美術館の設計者

この素敵な美術館は高名な建築家・高松 伸さんの設計で、1995年にオープンしました。島根県のご出身ということで、山陰には「仁摩サンドミュージアム」や「くにびきメッセ」をはじめ、高松さんの作品がたくさんあります。

おわりに

今回は僕のお気に入りスポットを紹介しました。

写真美術館の紹介なのに写真の話が出て来ない、変な紹介になってしまいましたが、もちろん素敵な写真がいっぱいあります。

行ったことがない方、写真に興味がない方も是非一度行ってみてください。天候の良い日を選んでくださいね。お天気が良ければよいほど素敵な時間が過ごせます。

それと12月24日から2月末日は冬季休館中です。

僕は春になったらまた行きたいと思います。

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