【部品見積もり精度をアップしたい】|作業者日報のデジタル化、当日の作業時間集計が可能に|金属部品製造業 (株)寺方工作所様の事例-後編

(株)寺方工作所様
金属部品製造業

【課題点】
部品見積もり精度をアップしたい

【IoT導入後】
作業進捗の見える化及び作業者日報のデジタル化で、課題解決に挑む

前編では、機械稼働状況の見える化を行ったことで生産効率UPに繋がったことを、(株)寺方工作所 金型製造部部長の山田様にお話いただきました。
後編では、作業進捗の見える化と、作業日報のデジタル化を行った内容についてご紹介します。

問題点と導入後の結果

問題点は、社内作業時間の精度が悪いこと

山田部長「もう一つのお困りごととしては、社内用金型を自社加工しているのですが、自社部品のお見積りを出すうえで社内作業時間の精度をあげ、部品見積もり精度をアップしたいと思っていました。」

IoT導入でデジタル管理に!|作業者日報のデジタルで、その日のうちに作業時間集計が可能に

山田部長「そこで、作業時間(前段取り、後段取り)を自動で取得し、日報自動作成を行うことにしました。前段取り、後段取り以外の作業は、作業ごとに各作業者がタブレット入力とし、各部品にかかった時間を集計します。これによって作業時間集計で翌日集計していた内容が、その日のうちに集計可能になりました。現在お見積りと作業時間相違について検討継続中です。また、各部品の生産進捗を見ることで、遅れを事前に回避したいと思います。作業者による作業時間の差が見えてきているので、作業時間の平準化などにも取り組みたいと考えています。」

今回の導入ツールを深堀り

井隼技術員

後編の取り組みは、当社オリジナルIoTツール『 iIT 』の活用事例になります。
また、当社ではコンサルティングに力を入れており、寺方工作所様でもコンサルティングで現状分析を行った上で、取り組み内容とそのためのツールをご提案させていただきました。

これまでの作業に近い形で生産実績をデジタル化する“iIT”、手書きからデジタル入力へ

これまでの工程作業をヒアリングしたうえで、その作業に沿う形でのデジタル入力を提案させていただきました。初めは、タブレット入力に戸惑う方もおられましたが、何度か使っていただく中で慣れていただけたと思います。

課題に1つずつ対応することで、効果を感じながら取り組む

取り組みを決める前は、現状分析を行い取り組み内容を一緒に考えていきました。初めから、全て取り組もうとすると無理が生じてしまいますので、今回の事例のように課題に対して1つずつ取り組んでいくことをお勧めしています。

いなば

山田部長ありがとうございました。

山田部長

ありがとうございました。

スタッフの紹介

技術員
HTML JavaScriptを使ったWebシステムの開発を担当。
現場目線を意識した画面作成を心がけています。

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