山本精機様にて企業向けDX研修を実施しました
はじめに
「社内DX担当に突然任命された」「IoTを導入したいが、どこから始めればよいのかわからない」
――このようなお悩みを抱える企業様は多いのではないでしょうか。
今回は、鳥取県岩美町の金属加工業の有限会社 山本精機様向けに実施した「DX・IoT研修」の事例をご紹介いたします。
研修の目的
今回ご依頼をいただいた山本精機様は、高精度な加工技術を強みとし、大手企業とも取引をされています。
ITベンダーに頼らず、自社でDXとIoTの導入に取り組みたいという強いご要望があったため、
・DX人材の育成
・DXを推進するための知識レベルの向上
を目的とした研修内容としました。
お客様に合わせたカリキュラム
以下は、実施した研修の主要なカリキュラムです。
・DXとは
・ネットワークの基礎知識
・機械稼働の検出とデータ取得方法
・IoTマイコンの種類と開発環境の構築
・ハードウェア技術（回路構成、センサー活用など）
・ソフトウェア技術（プログラミング、データベースなど）
・構築済みシステムへのアドバイス
未経験者も参加されるため、基礎から応用まで幅広い内容をカバーしました。また、実際に自社で構築されていたIoTシステムのネットワーク問題やデータ取得の課題に対応し、解決策の提案も行いました。
現場での実践を重視
研修の核となるのは「現場で使える」スキルの習得です。受講者の皆さんには、課題を抽出し、プログラムを書き、実際にシステムを稼働させる経験をしていただきました。「自分でできた」という達成感が、その後の実践につながると考えています。
今回の研修では、以下のようなプログラムを開発しました。
・IoTマイコンとセンサーを使った簡易的なシステム構築
・MQTT通信を利用したデータの送受信
これにより、受講者は実際の運用イメージを持ちながら学ぶことができました。
現場のノウハウを直接伝授
弊社の研修では、IoT導入の現場経験が豊富な社員が講師を務めます。ネットワークトラブルへの対応やプログラミングのコツなど、実務に基づく知識を共有しました。特に、センサー設置の実践では、工場内の実機を確認しながら具体的なアドバイスを提供しました。
お客様の声
受講者からいただいたフィードバックをご紹介します。
「講師の説明がわかりやすく、非常に興味深かった」
「研修後、社員が自ら社内LANの無線アクセスポイントを増設できた」
「トラブル発生時の対応力が身についたと感じた」
「社内で自動化の可能性を議論するようになった」
参加者同士の積極的な意見交換や質問が多く見られ、学びに対する高い意欲が伝わってきました。
おわりに
今回の研修は、全10回・合計30時間にわたるプログラムでした。5ヶ月間にわたる長期の研修でしたが、受講者の皆様には仕事の合間を縫って演習課題にも積極的に取り組んでいただき、非常に有意義な学びの場となりました。
弊社は、今後もお客様のニーズに合わせたDX・IoT研修を提供し、貴社の業務改革をサポートしてまいります。研修に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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