ソーラー充放電モニターを作ってみた
はじめに
自宅で数年前からソーラーパネルで発電した電気でバッテリーを充電し、台所照明などに使用していました。バッテリーの電圧で大雑把なバッテリー残量はわかりますが、充放電の様子などはわかりませんでした。そのため充放電モニターを作ることにしました。
当初の構成
![](https://it-evo.jp/wp1/wp-content/uploads/2023/03/9efa6009dc9d1ce0453f6c702815aa7c.png)
ソーラーパネルで発電した電気をチャージコントローラーに送り、そこからバッテリーに送られています。
電気を使用する際はバッテリーから電気をチャージコントローラーに送り、照明などに送っています。
使用センサ
![](https://it-evo.jp/wp1/wp-content/uploads/2023/03/INA226.png)
出力電流 ・ 電圧 を測定できるINA226センサモジュールを使います。
作成したもの
![](https://it-evo.jp/wp1/wp-content/uploads/2023/03/c241a701dbdb19a176372e6ca7562e48.png)
チャージコントローラーとバッテリーの間にセンサーモジュールをつなぎます。
測定したデータはWi-Fiモジュールを使ってクラウドに送ります。
使用結果
実際のデータは図のようになります。
昼間、電気が充電されるときは電圧が上がり、電流が正方向に上がっています。
反対に電気を消費する夜の時間帯は電圧が下がり、電流が負の方向に下がっています。
天気が悪いときはあまり電圧が上がっていないことが分かります。
充放電の様子や、天気との関連がよくわかるようになりました。
![](https://it-evo.jp/wp1/wp-content/uploads/2023/03/5a834e14ea57a0cf726f79f1ab2dcc39-1.png)
おわりに
作成した充放電モニター自体の消費電流が約120mAと大きいことや積算電流を毎日0時にリセットするようにしていることなど、まだ改善が必要な点があり今後改善したいと思います。
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