IoTセンサーハブシステムをつくる(1)
はじめに
当社では新たに『ものづくり事業』への取り組みを行っています。
「当社の強みを活かした先端IoT/DXを駆使したコンビニファクトリの構築」の第一歩として環境情報の取得に取り組んでみたいと思います。
Raspberry Piを使ってセンサハブを構築し、そこに様々なセンサを接続し、情報を集めていきます。
環境センサ
まずはこれまで社内で検討してきたセンサ類を集めてみました。
・EnOcean
太陽光で動く電池レスの温度センサ
→太陽光を利用するため、屋外に設置し、外気温を取得する
・Lazurite
920MHz(SubGHz)帯を使用した環境センサ(温度/湿度/気圧/照度)
→通信距離が長い(~50m)ので、ハブから遠い位置に設置可能
・Rohmセンサメダル2
Bluetoothを使用した環境センサ(温度/湿度/照度/地磁気/磁気/加速度)
→通信距離は比較的短い(~15m)
・TWELITE PAL AMB
2.4GHz(ZigBee)を使用した環境センサ(温度/湿度/照度/)
→通信距離が長く、中継も可能なので、ハブから遠い位置への設置も可能
・その他
Raspberry Piに直接センサをつなぐ(I2C接続)
改めて見直すと、多種多様な通信手法があり、それぞれに長所と短所を持ち合わせています。
各通信手法の特徴を考慮しながら、設置位置を考えていきたいと思います。
おわりに
まずは情報を集めるところから始めて、ゆくゆくはその情報を用いて
エコで快適な作業環境づくりに貢献していきたいと思っています。
次回から設計を行っていきます。
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