IoTセンサーハブシステムをつくる(2)
はじめに
前回の記事で、システムに使用するセンサについて考えました。
今回はシステムの構成を考えていきます。
IoTセンサーハブシステムをつくる(1)
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機器の構成
システムのコンセプトは「様々なセンサの情報を1つの機器に集約し、記録・表示する」になります。
具体的な課題としては「自社工場内の温湿度情報を一括で確認可能にする」としました。
そこでRaspberry Piと各種センサをつなぎ、取得した温湿度をモニタに表示することにしました。
使用するセンサは、EnOceanの温度センサ、Rohmセンサメダル2、温湿度センサDHT20にしました。
接続方法は以下の通りです。
- EnOceanはUSB受信器で無線接続
- Rohmセンサメダル2はBluetoothで無線接続
- DHT20はI²C有線接続
プログラムの構成
次にプログラムの構成を考えていきます。
各センサからの通信とデータ取得方法がバラバラなのでそれぞれプログラムを作ることにします。
プログラムはPythonを使って作りたいと思います。
また、表示アプリの方もPythonで作りたいと思います。
各プログラム間の通信はMQTTを使用したいと思います。
そのため、ラズパイにMQTTブローカーを立てて通信することにします。
MQTTブローカーがあれば、外部の機器等からデータを送受信することが可能になるため、今後このシステムを拡張する場合に活用できます。
おわりに
今回はシステムの構成について考えました。
次回はこれをもとに実際に作って動かしてみたいと思います。
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